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 ホテルグランヴィア京都

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国際観光都市「京都」の玄関口として、抜群の利便性と洗練された施設を誇るエクセレントホテル「ホテルグランヴィア京都」では、全宴会場とホテルロビーに「IEEE802.11n(ドラフト2.0)無線LANシステム」(以下、IEEE802.11n無線LAN)を国内シティホテルで初めて導入(※1)。メルー・ネットワークスの高速無線ネットワークリューションがそのシステムを支えている。無線LANシステムを構築した目的と経緯について、ホテルグランヴィア京都を運営する株式会社ジェイアール西日本ホテル開発のITグループマネージャー 峯松 和文氏に話を伺った。
(※1:2008年1月14日現在調べ)

 
Meru WLAN ソリューション事例(ホスピタリティ編)
 
株式会社ジェイアール西日本ホテル開発(ホテルグランヴィア京都)
 
目次
  1. http://www.customerwise.jp/jirei/konno/Granvia-kyoto_20090724/photo06.jpg 事業概要について ~歴史と未来が交差するニューエクセレントホテル
    「ホテルグランヴィア京都」~

  2. 国内のシティホテルとしてIEEE802.11n無線LANを初導入

  3. メルー・ネットワークスを選択した理由

  4. 安全かつ高速、安定した無線LAN環境を構築するために

  5. 将来的にはVoWi-Fiの導入も視野に

 

 

■事業概要について ~歴史と未来が交差するニューエクセレントホテル「ホテルグランヴィア京都」~


― ホテルグランヴィア京都について教えてください。

ホテルグランヴィア京都は、地上15階地下3階、JR京都駅に直結した京都駅ビル内にあるシティホテルです。2009年の春には、「心にも、体にも、環境にも優しい空間」をご提供するべく、全客室をリニューアルしました。
また客室以外にも、京都市内最大級を誇る1,200㎡の宴会場をはじめ、レストランやバー、ウエディング、フィットネスなど、あらゆるご要望にお応えする多彩な施設でお客様をお迎えしております。

 

■国内のシティホテルとしてIEEE802.11n無線LANを初導入

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― 国内のシティホテルとして初めてIEEE802.11n無線LANを導入されたということですが、その目的を教えてください。


京都という土地柄、パーティ以外にも国際会議や学会、セミナーなどビジネスの場として宴会場が利用される機会が非常に多く、またPCをお持ち込みになる宿泊客様も多いことから、5年前、すべての客室と宴会場で有線による100Mbpsのインターネット接続をご利用いただけるようにしました。
しかし最近では、宴会場の利用用途が多様化し、セミナーや製品発表会で大容量インターネット環境を活用したプレゼンテーションを活用したり、PCを使用したネットミーティングなどを企画されるお客様も多くなってきました。
また、受付ロビーや控え室などでも手軽にインターネットを利用したいという要望も増えてきたため、設定の面倒なネットワーク機器などをお持ち込みいただかなくても、手軽に宴会場で大容量インターネット環境をご利用いただけるよう、2009年1月に宴会場全室ならび2階のロビースペースにあるカフェレストランとロビーラウンジで、IEEE802.11nならびIEEE802.11a/b/gの無線LANをご利用いただけるようにしました。


― お客様が無線LANを利用するのに費用はかかりますか。

宴会場をご利用いただくお客様には利用時間内であれば無料でご利用いただけます。また、カフェレストランとロビーラウンジでは、店舗をご利用いただくお客様にアクセスコードを発行し、1時間無料でご利用いただけるようになっています。


― 国内の公共施設などでは、まだ導入実績の少ないIEEE802.11n無線LANを採用されたのはなぜですか。

高解像度の映像データを利用するプレゼンテーションやビデオ会議など大容量のデータを利用する際、レスポンスにストレスを感じるようでは困りますので、現在の最速の規格であるIEEE802.11nを採用することにしました。
また導入時、IEEE802.11nの規格は「ドラフト2.0」となっていましたが、この9月にIEEE802.11nが正式規格として認定されたことで、今後、他の無線LAN規格と同様、IEEE802.11nも標準的に利用されるようになると考えており、導入したシステムが短期間に陳腐化しないよう最先端の規格を選びました。


■メルー・ネットワークスを選択した理由


― なぜメルー・ネットワークスの製品を選択されたのでしょうか。

http://www.customerwise.jp/jirei/konno/Granvia-kyoto_20090724/photo04.jpg国内のシティホテルでIEEE802.11n無線LANを導入している実例は見つからなかったので、システムの構築をインテグレーションしていただいている協和テクノロジィズ株式会社様に、どのような機器が最適なのか調べていただきました。いくつかの無線LANシステムを比較検討した結果、以下の3つの点でメルー・ネットワークスの製品が優れていると判断して導入を決定しました。



 

 

(1)途切れない快適な通信
宴会場では、無線LANの端末が密集し、かつ複数の規格の端末(a/b/g/n)が同時に利用されることで、通信の遅延や切断が起こりかねません。しかし、メルー・ネットワークスのエア・タイム・フェアネス機能を用いれば、端末ごとに通信時間の均一化が図られるため、安定した通信環境を実現できると考えました。実際、先ほどお話しました1,200㎡の宴会場「源氏の間」では、最大480名の同時接続が可能となっています。

(2)セキュリティの確保
宴会場では不特定多数の無線LAN端末がネットワークにアクセスしますので、セキュリティには万全を期す必要があります。メルー・ネットワークスのシステムは、コントローラで無線LANネットワークが集中管理されており、アクセス・ポイントには情報が保存されないため、アクセス・ポイントが不正利用される可能性が極めて低く、セキュアな無線LAN環境が構築できると考えました。

宴会場のレイアウト(左図:5F 右図:3F)
※ホテルグランヴィア京都ホームページより転送

(3)チャネルの設計が不要
ホテル内のレイアウトはとても複雑で、アクセス・ポイント間の干渉を防ぐためのチャネル・プランニングは非常に面倒だと聞いていましたが、メルー・ネットワークスはシングル・チャンネルで干渉を気にすることなくチャネル・プランニングができるので、アクセス・ポイントの設置台数も抑えることができ、サイト・サーベイの手間もコストも大幅に省くことができました。

また、ホテルや宴会場の雰囲気を壊さないためすべてのアクセス・ポイント(約33台)はお客様の見える場所に一切設置しないようにしたのですが、安定した無線LAN環境を構築できたのは、シングル・チャネルでアクセス・ポイントの送信出力をフルパワーで設計できたからだと考えています。しかも、お客様から見えない場所に設置したことで、アクセス・ポイントのメンテナンスもしやすくなりました。

 

■安全かつ高速、安定した無線LAN環境を構築するために


― 導入するときに苦労した点などはありましたでしょうか。

宴会場の一部の機器が無線LANで使用しているのと同じ周波数帯を使用しており、空いているチャネルがなかったのですが、無線LANで使用するチャネルが1つで済んだため、ちょっとした調整で干渉を回避することができました。
どちらかと言えば、導入時よりも導入前、機器を選定したり、会社を説得したりするほうが苦労したと感じています。

― どのような点で会社を説得する手間がかかったのでしょうか。

「無線だから途切れてもしようがない」「不特定多数が出入りできる場所だからセキュリティはほどほどで」ということであれば、システムの導入コストを大幅に抑えることができたと思います。
しかし、ホテルグランヴィア京都のお客様へのサービスとして無線LAN環境を提供するからには、安全かつ高速で、安定した無線LAN環境を提供する必要があるということ。そして、そのために必要な技術とコストはどういうものかということを、まず私たちが学び、経営者側に伝える必要がありました。その意義はすぐに理解してもらえましたが、やはり技術的なこととそれなりのコストが必要なことを理解してもらうことは容易ではなく、資料づくりなど協和テクノロジィズ様やメルー・ネットワークスにはいろいろと助けていただきました。

― 利用者の反応はどうでしょうか。

お客様の反応はなかなか伝わってこないのですが、大きなトラブルやクレームもなく順調に稼働しています。
ホテル側の課題としては、PCや無線LANの設定などに詳しいスタッフや営業担当者がまだまだ少ないので、お客様が無線LANに接続できないときに素早く対応できるIT知識を持ったスタッフや、ネットワークシステムまでを包括的にサポートできる営業担当者をもっと育成していきたいと考えています。


■将来的にはVoWi-Fiの導入も視野に
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― 今後の拡張の予定などあれば、教えてください。

具体的に決定していることではありませんが、無線LAN環境をホテル全体に拡張して、客室でも利用できるようにしたり、従業員が内線用のVoWi-Fi(Voice over Wi-Fi、無線LANを利用した内線用IP電話)を利用したりできるようにしたいと考えています。
メルー・ネットワークスのシステムには、移動無線端末も途切れずに利用できる機能(バーチャル・セル)が搭載されており、大規模なVoWi-Fiの稼働実績もあると聞いていますので、積極的に検討したいと考えています。

― メルー・ネットワークスへのメッセージや要望があれば、お聞かせください。

これまでの経験から、海外のベンダーはサポートが淡泊だと感じていたのですが、メルー・ネットワークスは提案の段階から丁寧にサポートしただき、とても感謝しております。
また要望という点に関しては、メルー・ネットワークスだけに限ったことではないのですが、もっと無線LANが安全で快適にしかも簡単につながるようになればいいと思っています。ホテルの場合は、さまざまなPCやOS、無線LANの規格をご利用いただくお客様がいらっしゃいます。そのすべてのお客様に快適にインターネットをご利用いただきたいと考えていますが、どうしてもうまくつながらなかったり、途切れてしまったりということがあります。端末側の問題もあると思うのですが、携帯電話のように端末のメーカーや機種に関わらずスムーズに使えるようになるといいですね。



お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

※ ホテルグランヴィア京都のWebサイト
※ 協和テクノロジィズ株式会社のWebサイト
※ 取材日時:2009年9月
※ 記載の担当部署は、取材時の組織名です。
※ 取材制作:カスタマワイズ


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